こんにちは!アメリカのニューヨークで子育てをしているイェイです。
ニューヨークで妊娠シリーズ第4回目は、NYU Langone Medical Center (通称NYUホスピタル)で第一子を出産した時の、陣痛直前から、病院到着までを報告します。
バースプラン(どんな出産をしたいか)を産婦人科医に伝えた
バースプランとは、妊婦がどんなお産を望んでいるのがを医者に伝えることです。
バースプランを尊重してくれるお医者さんもいれば、そうでないお医者さんもいるでしょうし、病院によってやり方があると思います。
私の場合、特に産婦人科医から聞かれることはなかったですが、予定日1週間前くらいに、
「状況によっては出来ない時もあることを理解している」と伝えた上で、
今の時点で、どんなお産にしたいと思っているのかを、先生に口頭で伝えて、同じこと書いた紙を渡しました。
内容はこんな感じ↓
- 赤ちゃんが出てくる時は、部屋を薄暗くしてほしい(暗い子宮から、急に明るい部屋に出てきたら眩しいから)
- すぐにカンガルーケアをしたい(20分以上)
- 先生が少しでも異常や危険を感じた場合は、バースプランは無視してくれて良い。
以上!
先生は、「うーん、はい。わかりました」といった反応。
さて、どうなることやら?!
アメリカでは、検診をするオフィスと、実際に出産する病院は別だよ
アメリカでは、妊娠中に産婦人科医に検診をしてもらうオフィスと、実際に出産をする病院は、別の場所にあります。
産婦人科医は、妊婦の出産が近づいてきたら、病院へ来てくれます。
妊婦は、検診でいつも通っていた所とは違う施設で産むことになりますので、
両親学級や産婦人科オフィスで、病院の場所や分娩室へのアクセス方法などを教えてくれます。
12pm(昼):最後の検診は、予定日2日前だった
日本と同じように、ニューヨークでも予定日直前になると、産婦人科の検診日が増えます。
その日は、予定日2日前のでした。
産婦人科検診へ行き、昼の12時に先生に内診してもらったら、「うーん、まだみたいだね」とのこと。(子宮口は2㎝って言ってたかな?)
受付で、予定日である2日後に検診の予約を入れ、家に帰りました。
2pm:検診を受けて2時間後、赤ちゃんの頭が子宮口を押した!
検診を終えた後、家へ帰り、アパートのドアに鍵をさした瞬間、赤ちゃんの頭が子宮口を押したのを感じました!!!(午後2時)
気のせいかと思うほど少しだけだったけど、私には、赤ちゃんの、黒い髪の毛がはえた丸い頭が子宮口を押している姿が、ありありと想像できました。
でもその行為はそれっきり。
4pm:2~3時間後に、軽い陣痛がはじまる
その数時間後に、軽い生理痛のような痛みが。
いつ始まったかもわからない程の痛みでした。
前駆陣痛なのか、そうじゃないのか、わからないまま過ごしていたのですが、いつも11時に帰ってくる旦那に、8時ころには帰ってくるように伝えました。
9pm:陣痛が始まった?!
夜9時には、痛みが一定の間隔に。それでも10代の頃の生理痛とそれほど違わないくらい。
「まだそこまで痛くないけど、こりゃ明日か明後日には産まれるかも」と日本の母へ連絡。
いびきをかいて寝ている旦那に「今のうちに寝とけ寝とけ。」と寛大な心で1人、痛みと緊張で眠れぬ夜を過ごしました。
4am:陣痛が5分間隔、ドクターに電話。電話が繋がらない!!
明け方4時には陣痛が5分間隔になったので、旦那がドクターに電話。
出ない。
産婦人科で、「ドクターが電話に出なければこちらに」と言って渡された番号に電話。
電話に出た女性から「ドクターからすぐに折り返す」と言われたが、待てど暮せど電話は来ない。
もう一度電話をしたら、「まだドクターから電話来ないの?!こちらから電話してみるわ」とのこと。
(産婦人科医って大変な仕事だよね。昼夜問わず電話に出なきゃいけないし、お産は24時間だし)
。。。
ドクターから電話きたー!!
病院へ行ってもよいとこのと。
よっしゃー!人生初のお産が始まるでー!!!
5:30 タクシーに乗り込む
事前に用意しておいた荷物を持ち、旦那と一緒にタクシーに乗り込みました。
「出産前は何も食べちゃいけない」と、両親学級で教わったけど、「どれだけ時間がかかるかわからないし、体力勝負だ」と思って、タクシーの中でバナナを食べました。
6am:タクシーを降り、病院の150メートル前から歩く!!!
タクシーで病院まで行くと思っていたのに、
旦那は何を思ったか、病院から150メートル前でタクシーを降りてしまいました!!
「え?どうしたの?なんでタクシー降りるの?病院の入口まで、もうすぐじゃん?!?」
わけがわからない、私。
アメリカでは、妊婦と新生児が退院する時に、新生児用のチャイルドシート(ベビーシート)が無いと、家にかえしてくれません。
当時、NYUホスピタル関係で働いていた旦那は、用意しておいたチャイルドシートを、病院の近くにある自分の事務所に置いていたのです。
それを取りに行くから、ここでタクシーを降りるとのこと。
うんそれ後でいい (#^ω^)
わたしに病院まで歩けってのかい?状況わかってる?
事務所へ走っていった彼のことは諦めて、私は歩きましたよ。病院までの150メートルを。
途中で、チャイルドシートを小脇に抱えた旦那が、私を走って追い抜かし、車椅子で迎えに来てくれました。
あぁなんてアホ素晴らしい人なんだ、旦那よ☆彡
NYUホスピタルの中を知り尽くしている彼は、知り合いに声をかけられながら、分娩室がある階まで迷わず直行。
ムダのない動きだ。さっきの行動は許してあげよう☆
旦那にとっても初めての経験。混乱していたのでしょう。