こんにちは!ニューヨークで子育て中のイェイです。
このブログでは、日本に住んでいる方でも、自宅で手軽にニューヨーク流・子育てをする方法をシェアしています。
今回は、ニューヨーク公共図書館の司書たちに選ばれた、素晴らしい子ども用の本100選(100 Great Children’s Books | 100 Years)から
赤ちゃん~4歳児用の絵本33冊を紹介します。
(あとの67冊はもっと大きい子供用の本です)
※目次⇓をクリックすると、読みたい箇所へジャンプします。
このリストの見方

文字がほとんどない本:想像力と共感力を身に付けよう

これから紹介する2冊は、文字がほとんど無い絵本です。
豊かな表情のキャラクターを見ながらお話の内容を想像することによって、想像力や共感力を養う事ができるでしょう。
The lion and the Mouse
(ライオンとねずみ)
有名なイソップ童話の1話です。
ねずみを逃してやったライオンが、別の日にねずみに助けられるお話です。
イソップ物語はいろんな方が翻訳したりイラストを描いているのですが、今回はニューヨーク公共図書館がお勧めしている絵本を紹介します。
この本は、お話を伝える文字がほとんどありません。
しかし、絵がとてもキレイで、文字が無くても動物たちの表情を見れば何が言いたいのか想像がつきます。
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Tuesday
(かようびのよる)
かようびのよる、カエルたちは葉っぱの上に飛び乗って空のお散歩を始めました。
そして次のかようびのよるは…
動物たちが火曜日の夜を楽しんでいる様子が、活き活きと伝わってきます。
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0歳~1歳の赤ちゃん用・絵本

次は、赤ちゃん用の絵本を紹介します。
文字が少なめなので、英語の絵本をチャレンジしてみる親御さんにとっても、比較的読みやすいです。
英語を勉強し始めた学生さんや、大人の方にも、良い教材になると思います。
Bark, George[文字:少]
ママ犬は、子犬のジョージに「吠えてごらん」と言います。
ジョージは「ニャーオ」と言ったり「ガーガー」と言ったり。
ママ犬はジョージをお医者さんに診てもらうことにしました。
さて、お医者さんはジョージを治すことが出来るのでしょうか。
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英語圏では、犬の鳴き声は「ワン」ではなく「arf(アーフ)」と表します。
その他の動物の鳴き声をアメリカではどのように表すかはこちら⇓
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
(くまさん くまさん なにみてるの?)[特にお勧め!]
色とりどりの動物たちが次々出てきて、何を見ているかを伝えます。
最後に先生が子供たちを見て、子供たちは何を見ているかというと…
この絵本について
「はらぺこあおむし」でお馴染みのエリック・カールがイラストを描いていて、とても色鮮やかです。
ニューヨークで子育てをしていて、この絵本が赤ちゃん絵本の中で一番有名だと感じています。
理由は3つ。
- ニューヨークの図書館で子供用のお勧め本を聞いたら、真っ先にこの本を紹介された
- 大人気ストーリータイム(絵本の読み聞かせ)では、毎回この本を最初に読んでいた
- マンハッタン内の幼稚園を数軒見学に行った時、どのクラスにも、棚の一番目立つ所に飾ってあった
ストーリータイムではキラキラ星のメロディーに合わせて読んでいて、子供たちはいつも大喜びでした。
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Don't let the pigeon drive the bus
(ハトにうんてんさせないで。)[文字:少]
バスの運転手が「ハトに運転させないで。」と言って、どこかへ行ってしまいました。
その後、さっそく車内に入ってきたハトは、スネたりお願いしたりして、どうにかバスを運転しようとします。
あなたはハトに運転をさせますか?
知恵を働かせて説得しようとするハトの言い分が面白い一冊です。
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Joseph Had a little Overcoat
(ヨセフのだいじなコート)[文字:少]
ヨセフはコートを持っていました。
でも古くなったので、ジャケットに仕立て直しました。
そのジャケットも古くなったので、ベストに仕立て直しました。
布はどんどん小さくなって、最後には無くなってしまいました。
でもヨセフは、更に何かを作ります。
何も無い所から、いつも何かを作るヨセフのお話です。
しかけと、カラフルなイラストが素敵です。
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The Very Hungry Caterpillar
(はらぺこあおむし)[文字:少]
はっぱの上の小さなたまごから産まれたあおむしは、お腹がペッコペコ。
食べ物を探しに行きました。
でもついつい食べ過ぎちゃって…
先程出てきた「くまさん くまさん なにみてるの?」のイラストを手掛けたエリック・カールの絵本です。
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乗り物好きな子へ:グラフィックアートが美しい貨物車の絵本
乗り物好きな子向けの絵本です。
こちらも英語が少なめなので、読んであげる大人にも優しい絵本です。
Freight Train
( はしれ!かもつたちのぎょうれつ )[文字:少]
グラフィックアートが美しい絵本です。
ページをめくるごとに列車が速くなるのがわかり、スピード感が楽しめます。
「あか」を「チューリップいろのはこ」と表現するなど、色の表し方がステキです。
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英語で数字を数えてみよう!
英語の数え方を練習することが出来る絵本です。
Ten, Nine, Eight[文字:少]
パジャマを着た女の子とお父さんが、部屋の中にあるものを一緒に数えていきます。
最初は足の指10本、次は9個の柔らかいお友達。
最後の1は、何を数えるのでしょうか。
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寝かしつけに最適:雅子様やオバマ大統領も読んだ絵本
読んでると、自然に眠くなってくる絵本です。
Goodnight Moon
(おやすみなさい おつきさま)[文字:少]
子うさぎが眠る前に、手袋やおつきさまなど、部屋から見える物に「おやすみなさい」と語りかけているお話です。
オバマ大統領や、皇太子妃である雅子さまが子供の頃に読んだ絵本です。
アメリカ版は読んでいて眠くなる英語の文章で、身の回りの物ひとつひとつに「おやすみ」と語りかけることによって、次第に心が落ち着いていきます。
寝かしつけ絵本として70年以上愛されています。
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2歳~4歳の幼児用・絵本

ここからは、2歳~4歳の子供用の絵本を紹介します。
赤ちゃん用に比べると少し文字が多めなので、英語が苦手なママ・パパは、日本語訳がある絵本から試してみると良いかもしれません
音楽・芸術で感性を育てよう
Ben’s Trumpet
(ベンのトランペット)[文字:中]
ベンは毎晩近所のジャズクラブの音色を聞き、学校の帰り道にはジャズクラブに立ち寄って、ミュージシャンたちが練習しているのをこっそり見ています。
ピアノもドラムも良いけれど、ベンは特にトランペットに魅了されました。
ある日、ベンは空想のトランペットを吹き始めます。
でも、他の子供たちが「ベン、お前トランペット持ってないだろ」と言ってベンを笑いました。
ベンは傷付き、空想のトランペットを吹くのを辞めてしまいました。
それを見たジャズクラブのトランペッターは…
この絵本を読んで
イラストがレコードのジャケットのようで、とてもシブいです。
子供よりも大人が夢中になる世界観かもしれません。
何かに夢中になる子供と、子供の夢を笑わずに手助けしてあげる大人のお話です。
英語の文字数は中くらいですが、口語など、英語の教科書どおりではない表現も出てくるので、少し難しく感じるかもしれません。
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Olivia
(オリビア) [文字:少]
オシャマなブタの女の子、オリビアの日常を描いた絵本です。
きっと誰しもが、オリビアに親近感を抱くことでしょう。
なぜならオリビアって、どこにでもいる無邪気な子供の代表のような存在だからです。
この絵本を読んで
この絵本の作者のイアン・ファルコナーは、有名なニューヨークのデザイナーで、
「ニューヨーカー」の表紙画や、世界的に有名なバレエやオペラの舞台装置や衣装を手掛けています。
とってもオシャレなイラストだけでなく、本物の美術品が出てきたりするなど、芸術性が高い作品です。
そしてオリビア自身、6歳とは思えないほどのアーティスト!
ビーチでエンパイア・ステート・ビルの砂の城を作ったり、
ジャクソン・ポロックの作品を真似して壁にペンキをぶちまけたり、
エドガー・ドガの『バレエの舞台稽古』に夢中になったり。
ニューヨークに、今この瞬間生きている子供の日常を垣間見ている感じがします。
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子育てで困ったら:イヤイヤ期真っ只中の主人公たちが学ぶ絵本
子育ては大変ですよね。
特に「アレも嫌、コレも嫌」、「コレしか食べない!」何を聞いても同じことしか答えない…なんて時に読んであげたい絵本の紹介です。
Bread and Jam for Frances
(ジャムつきパンとフランシス)[文字:多め]
フランシスはジャムつきパンしか食べたくありません。
そんなフランシスに対して、お母さんがとった方法とは…?
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Pierre: A Cautionary Tale in Five Chapters and a Prologue
(ピエールとライオン ためになるおはなし)[文字:多め]
何を聞かれても「ぼく、しらない!」としか言わないピエール。
ある日、お腹をすかせたライオンがやってきてピエールをたべちゃった!
このお話は、ためになるエンディングで締めくくられています。
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英語を学びたての人にピッタリ!アメリカの幼児が最初に英語を学ぶ絵本
アメリカの幼稚園や学校の定番の絵本をご紹介します。
もちろん、英語を勉強し始めた大人にもお勧めです。
アルファベットを歌で学びたい人向け の1冊
Chicka Chicka Boom Boom[文字:中]
アメリカの子供たちが、アルファベットを覚える時に読む本です。
ウチの息子も幼稚園で習ったらしく、この絵本を見せたら「これはお歌の本だよ」と言ってました。
アメリカの学校や幼稚園の定番で、前オバマ大統領も朗読したことがあるほど有名な絵本です。
内容は、アルファベットの子供たちがココナッツの木に次々と登りますが、重すぎて落ちてしまいます。
アルファベットのママやパパが、落ちた子供たちをなぐさめ帰っていきます。
でもその日の夜、みんなが寝静まったと思ったら…
この絵本を読んで
目や顔が描いてあるわけではないのに、アルファベット達が楽しそうに笑ってる様子がリアルに想像できます。
CDはレイ・チャールズ氏の朗読も入っていて、全体的にとてもリズム感があります。
動画を一緒に観ると、ハッピーな雰囲気を感じられるのでオススメです。
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海外AmazonはCD付きだよ
形容詞や色の名前が楽しく覚えられる絵本
「楽しい」や「悲しい」などの形容詞や、色の名前がたくさん出てくるので、英単語を覚えたい人には嬉しい絵本です。
Go, Dog. Go!
(それいけ、わんちゃん!)[文字:少]
わんちゃん達が車に乗って、パーティーへ出かけるお話です。
アメリカでは、これから産まれてくる赤ちゃんへのベビーシャワー・プレゼントの定番で、
英語を覚え始めた幼児が、色、単数・複数、肯定・否定、反対語などの言葉を覚えるのに最適な絵本です。
いろんな犬が登場するので、個性の違いに対する理解を助けます。
60年ほど前に出版されましたが、今でも親しまれているロングセラー絵本です。
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Where Is the Green Sheep?[文字:少]
青いヒツジ、赤いヒツジ、お風呂に入っているヒツジ、ブランコをしているヒツジ。。。
いろんなヒツジが出てくるけど、緑のヒツジはどこにもいない。
最後に、「なーんだ。だから見つからなかったのかぁ!」と、納得です。
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韻とアナペストで、英語のリズムが楽しいドクター・スースの本
ドクター・スースについて
アメリカなどの英語圏では、アナペスト(詩に使われる技法のひとつ )やライム(韻)を使って、英語を覚え始めた子供の耳の発達させます。
ドクター・スースの絵本は、個性的なキャラクターや耳に残るリズムの文章が、子供たちを魅了しています。
英語で読むからこそ面白い作品です。
The Cat in the Hat
(キャットインザハット ぼうしをかぶったへんなねこ)[文字:中]
雨の日にお留守番をしていたら、ぼうしをかぶったへんなねこが現れました!
ペットの魚に嫌がられるのも気にせずに、へんなねこは次々と奇妙なことをやらかします。
世界的に大人気の絵本作家、ドクター・スースの代表作です。
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Green Eggs and Ham[文字:多め]
サムが、おじさんに緑色の卵とハムを勧めます。
おじさんは断りますが、サムはどこまでも追いかけてきて「じゃあ車の中なら食べる?暗闇の中なら食べる?」と聞いてきます。
おじさんは最後に根負けして、緑の卵とハムを食べてみると…
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主人公が想像力を活かして冒険する絵本
主人公が想像力を働かせて、どんどん冒険へ出掛けていってしまうお話です。
これを読んであげると、豊かな想像力が身につくかもしれませんね。
Harold and the Purple Crayon
(はろるどとむらさきのくれよん)[文字:少]
クレヨンを1本だけ持って、月夜のさんぽへ出かけたハロルド。
迷子にならないように木を一本描いたり、溺れそうになった時には船を描いたりしてハロルドは散歩を続けます。
でも困った。家に帰りたいのに、ハロルドの窓が見当たらない。
こんな時も、ハロルドは機転を利かせます。
子供の想像力が楽しい一冊です。
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[itemlink post_id="10016"]
When the wild things are
(かいじゅうたちのいるところ)[文字:中](お勧め!)
いたずらマックスは、とうとう夕飯抜きで寝室に放り込まれてしまいました!
すると寝室が、森になり、海になり、マックスはかいじゅう達がいる島へ冒険へ出掛けました。
そこで出会ったかいじゅう達に怯えるどころか、かいじゅうの王様になってしまったマックス。
怖いような可愛いような、マヌケなようなかいじゅうのイラストは、きっとどこかで誰もが見たことあるというほど有名な絵本です。
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[itemlink post_id="10078"]
物語がしっかりしている絵本
子供の本には、歌だけとか、状況を眺めて楽しむだけというタイプの本がありますが、
ここでは起承転結がある物語タイプの絵本を紹介します。
Caps for Sale
(おさるとぼうしうり)[文字:多め]
帽子売りが昼寝をしていたら、いたずらサルが売り物の帽子を取っちゃいました!
帽子売りは、どのようにしてサルから帽子を取り返したでしょうか。
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Corduroy
(クマのコールテンくん)[文字:中](お勧め!)
コールテンくんは、デパートで売られているクマのぬいぐるみ。そこではみんな「早くうちに連れてって欲しい」と思っています。
ある日、女の子がコールテンくんを欲しいと言いましたが、お母さんはコールテンくんのスボンのボタンが無いことを理由に断りました。
その日の夜、コールテンくんは1人でボタンを見つけるために、デパート中を探し回りました。
コールテンくんのドキドキする冒険と、「ともだち」に完璧を求めない女の子の友情がやさしい気持ちにさせてくれる絵本です。
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The Little House
(ちいさいおうち)[文字:多め](お勧め!)
田舎の静かな場所に、ちいさいおうちは建てられました。
そのおうちは、孫の孫の、そのまた孫が住めるほど丈夫に建てられました。
時がたつに連れ、道路や、高い建物や、地下鉄ができ、ちいさいおうちの周りは街になりました。
ちいさいおうちはひなぎくの花や踊るりんごの木が懐かしくなりました。
ある日、女の人がちいさいおうちの前を通りかかり、小さいおうちをふりかえってじっと見つめました。
その人は、このうちを建てた人の子孫にあたる人でした。
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[itemlink post_id="10025"]
Make Way for Ducklings
(かもさん おとおり)[文字:中]
カモの夫婦が、子育てに適した場所を探してボストン上空を飛んでいました。
夫婦はチャールズ川の中洲に巣を作り、お母さんカモは8個の卵を産み、子ガモを育てました。
子ガモが大きくなった頃、カモ一家はボストン公園の池にお引越しをすることに。
最初は車にぶつかりそうになったけど、仲良しのおまわりさんが交通整理をしてくれました。
カモ一家は無事に引っ越しを終えることが出来るのでしょうか…?!
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[itemlink post_id="9893"]
Millions of Cats
(100まんびきのねこ)[文字:多め]
昔々、キレイな家におじいさんとおばあさんが住んでいました。
寂しくなったおばあさんは、おじいさんに「ネコが一匹ほしいわ」と言いました。
おじいさんがネコを探しに行くと、ネコだらけの丘を見つけました。
どのネコも可愛く見え、おじいさんはそこにいた全てのネコを連れて帰りました。
でもおじいさんとおばあさんは、一匹しか飼えません。
そこで、どのネコに残ってもらうかをネコ自身に決めてもらうことにしました。
最後に残ったネコは、意外なネコでした。
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[itemlink post_id="10034"]
Sylvester and the Magic Pebble
(ロバのシルベスターとまほうの小石)[文字:多]
ロバの子供のシルベスターは、ある日魔法の小石を見つけます。
その小石を持って願いを言うと、何でも叶うのです。
喜んで帰る途中で、シルベスターはお腹をすかせたライオンに出会いました。
シルベスターは慌てふためいて、「僕は岩になりたい」と言ってしまいました。
この絵本を読んで
最後はハッピーエンドなのでよかったですが、
子供に読み聞かせをしている最中に、 何日も帰ってこない子供を想うシルベスターの両親の気持ちに感情移入して、こちらが切なくなっちゃう絵本でした。
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愛さずにはいられない!主人公が魅力的な絵本

個人的に魅力的だと思った主人公が活躍する絵本を集めてみました。
A Sick Day for Amos McGee
(エイモスさんがかぜをひくと) [文字:中](お勧め!)
毎日時間通りにやってくるエイモスさんが、今日は動物園にやってきません。
動物たちは心配になったので、バスに乗って、エイモスさんの家まで行ってみました。
この絵本を読んで
エイモスさん、可愛い。動物たち、可愛い。
優しい世界です。
ペンギンとかくれんぼしてる時のエイモスさんの足の指が内側に折れ曲がっている様子が、エイモスさんの人柄を表しているようで、好きです。
日本語の絵本はこちら
[itemlink post_id="10054"]
The Snowy Day
(ゆきのひ)[文字:中]
ピーターが、雪の日を思いっきり楽しみます。
あたたかいお家に帰ってきて、お風呂に入り、ゆきだんごを入れておいたポケットを見てみると、ゆきだんごは溶けて無くなっていました。
でも次の日、外を見ると。。。
この絵本を読んで
雪の日の嬉しさ、感動、大きいお友達と遊べない辛さ、雪が溶けてしまった悲しさ。
ちいさいピーターが精一杯感じて生きている姿が、とても愛らしいです。
日本語の絵本はこちら
[itemlink post_id="9888"]
The story of ferdinand
(はなのすきなうし)[文字:多]
他の小牛たちは、戦う真似をして遊んでいるのに、フェルジナンドは、コルクの木の下に座って花の匂いを嗅ぐのが大好きでした。
ある日、変な帽子をかぶった男たちが、一番強い牛を探しにやってきました。
ちょっとしたアクシデントから、フェルジナンドは強い牛だと勘違いされて、闘牛場へ連れて行かれてしまいました。
この絵本の説明
この絵本は、スペイン内戦中に出版されました。
他の牛たちが戦いの練習をする中、周りの価値観に流されずに平和に暮らし続けるフェルジナンドは、当時話題になりました。
作者はこう言っています。
フェルジナンドが花の匂いをかいで闘わないのは、よい趣味を持ち、またすぐれた個性に恵まれていたからだ
「はなのすきなうし」の本書解説より
「自分の価値観」や「周りとの適応」などを考える機会になるでしょう。
日本語の絵本はこちら
[itemlink post_id="10059"]
StregaNona
(まほうつかいのノナばあさん)[文字:多](お勧め!)
優しい魔法使いのノナばあさんの事を、街のみんなはヒソヒソ噂します。
でも、何か困ったことが起こると、ノナばあさんに助けを求めます。
ノナばあさんは、街の若者アンソニイに住む場所と食べ物を用意する代わりに、家の掃除などを手伝ってもらうことにしました。
一緒に住み始めて、アンソニイはノナばあさんの魔法の秘密を発見したと思い、街のみんなに披露するのですが…
この絵本を読んで
街の人に噂されても、困ったことがあったら助けたり、
約束を破ったアンソニイを逮捕させずに適切なおしおきをするなど、ノナばあさんはステキな女性です。
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[itemlink post_id="10065"]
The true story of the three little pig
(三びきのコブタのほんとうの話 A.ウルフ談)[文字:多め]
3びきのコブタのお話は知っていますか?
でもこの度、オオカミが真実を語りました。
オオカミいわく、『本当は大好きなおばあちゃんの誕生日ケーキを作るために砂糖をもらいに行っただけなのに、新聞記者に「悪いオオカミ」に仕立て上げられちゃった』とのこと。
語り口がロックなオオカミ、良い味出してます。
日本語の絵本はこちら
[itemlink post_id="10073"]
世界の民話・寓話
西アフリカの民話を紹介します。
Why Mosquitoes Buzz in People’s Ears
(どうしてカは耳のそばでぶんぶん言うの?)[文字:多](西アフリカ)
サルに我が子を殺されてたと思ったフクロウは、ライオンにサルが悪いと言いつけます。
でもサルは、カラスが脅かしたからだと言います。
カラスに聞くと、うさぎが一目散に逃げてきたから、何かが起きた事を知らせようとしていたと言います。
元をたどっていくと、どうも事の発端はカのせいだと言うことになり…
西アフリカの民話です。
日本語の絵本はこちら
[itemlink post_id="10081"]
まとめ:さすが絵本のプロ!どれもこれも良本ばかり
いかがでしたでしょうか?
絵本は、世界を知る第一歩になりますよね。
海外の良質な絵本を楽しんだ子は、大人になった時に、活き活きと世界に出ていけるようになるんじゃないかなと思います。
ここで紹介したのは、世界中の人が集まるニューヨークで司書をやっている、絵本のプロたちが選んだ絵本。
どれもこれも素晴らしい絵本ばかりです♪
参考文献
この記事を書くにあたって、以下の資料を参考にしました。
本のリスト
- ニューヨーク公共図書館が選んだ100選(英語):100 Great Children’s Books | 100 Years
本の対象年齢を調べる時に使った資料