ハローハロー!
旅行・駐在・留学で、アメリカ滞在中に店で買い物をする時は、クレジットカードを多用すると思います。
その時に、クレジットカードを読み込む機械(クレジットカードリーダーとか、クレジット端末、CAT、Pinpadとも言う)を前に、アタフタしたくないですよね。
わからなければ、店員さんが手伝ってくれますが、予習・確認しておきたい方へ、
自分が店にいて、クレジットカードが手元にある場合の、クレジットカードリーダーの使い方を説明します。
(アメリカのスーパーで買い物する時の流れは、別記事に書きました)
カードリーダーのやり方は3種類。店員に渡す、入れる、スライドさせる
クレジットカードリーダーを使う時は、大きく分けて3種類のやり方があります。
- クレジットカードを店員に渡す
- クレジットカードのICチップ部分をカードリーダーに差し込む
- クレジットカードをカードリーダーにスライド(スワイプ)させる
です。
カードリーダーによって、多少の違いがあるとは思いますが、
だいたいこんな流れというのを、詳しく説明します。
1.クレジットカードを店員に渡す時の流れ
レジの機械にクレジットカードリーダーが組み込まれている場合は、店員がクレジットカードを読み込む作業をします。
流れはこうです。
- レジ係の店員が全ての商品をスキャン
- 店員が手を差し出してくる
- 自分のクレジットカードを渡す
- 店員がクレジットカードをカードリーダーに通す
- 求められたらサインする
(レシート紙か機械上かは、リーダーによる) - クレジットカードを受け取る
- 商品を受け取って、店をでる
サインの仕方
レシート紙の時は、ボールペンでサインをした後に、紙を店員に渡し、
カードリーダーの画面にサインする時には、カードリーダーに付いている専用ペンでサインをしてOK/Enter/Yesボタンを押します。
(カードリーダーによって表現が違いますが、OKとEnterとYesボタンは、同じ意味です)
2.カードのICチップ部分を差し込む方法

客が、自分でクレジットカードをカードリーダーに読み込ませる場合もあります。
黄色が英会話で、
緑色が、クレジットカードリーダーの画面に出てくる文字です。
- レジ係の店員が全ての商品をスキャン
- クレジットカードで支払うことを、店員に伝える「Credit card, please(クレジットカードでお願いします)」
- カードリーダー画面、もしくはレジ機械に表示されている値段が合っているか確認し、OK/Enter/Yesボタンを押す
- Insert or swipe card(和訳:カードを入れるかスキャンしてください)
- Do you want to cash back?(和訳:現金引き落としサービスを利用しますか?)
- Enter Pin(和訳:暗証番号を入力してください)
- Leave card inserted(和訳:カードを抜かないでください)
- 求められたらサインする
- Processing(和訳:処理中)
- Approved(和訳:受理されました)
- Remove the card(和訳:カードを抜いてください)
- クレジットカードをカードリーダーから抜く
- 商品を受け取って、店を出る
店やクレジットカードリーダーによって、よくある違い
カードリーダーによっては、順番が前後したり、途中のプロセスが省略される事があります。
よくある省略
■値段を確認した後の「OKボタンを押す」プロセスが無い場合があります。
■現金引き落としサービスは、無いことが多いです。
■暗証番号を求められない事があります。
■サインを省かれる場合があります。
アドバイス:値段確認や、サインが省かれた時は、ちゃんと値段が合っているか、レジの画面やカードリーダーの画面を見て確認しましょう。
小話:私がいつも行くスーパーは、すごく省略されたプロセスしか踏みません。
値段確認のOkボタン無し、現金引き落としサービスは聞かれない、サイン求められない、そして暗証番号に至っては、一度も聞かれたことがありません。
少額しか使わないせいか、アメリカで作ったクレジットカードだからか、それともICチップ対応だからなのか、理由はわかりません…
現金引き落としサービスとは?
カードリーダーによっては、Do you want to cash back?という文字が画面に表示されます。
これは、銀行口座からお金を引き落として、レジ係がそのお金をその場で渡してくれるというサービスです。
現金が欲しい場合はYesを押して、欲しい金額を入力し、
欲しくない場合はNoを押します。
支払いとは関係ありません。
クレジットカードを抜くタイミング
クレジットカードを抜くタイミングは、カードリーダーによって違います。
サインの前に抜くカードリーダーもあります。
「抜いてください」という意味で、音が「ビーッビーッ!」と鳴ることがあるので、驚かないように。
支払回数について
アメリカでは、支払回数を聞かれることはありません。
いつでも1回払いです。
3.カードをカードリーダーにスライド(スワイプ)させる方法

ICチップが入っていないカード、もしくはICチップに対応していないカードリーダーの場合は、
カードのライン部分をカードリーダーに入れて、スライドします。
カードの向きは、カードリーダーにカードの絵が描いてあるので、それを参考にします。
(↑の絵だと、青色のカードの絵)
英語ではこの時に「スライド」という言葉を使わず、「スワイプSwipe」と言います。
店員さんが、Swipe (please)と言ってきたら、カードをカードリーダーにスライドさせます。
支払いの流れは、ICチップの時と同じです。
チップ(お礼)画面が出てきた時
クレジットカードリーダーで支払いをした時に、
「Add a Tip」「$15」「$18」「$20」
なんて画面が出てくることも。
これは、店がしたサービスに対して、チップ(お礼)を支払うかどうかを聞いています。
スーパーマーケットや服屋など、自分で商品をレジまで持っていって、店員が支払い作業をするだけという場合は、チップを支払う必要はありません。
「No Tip」というボタンを押します。
店員が料理を運んでくるレストランなどでは、画面に出てくるチップの値段を選ぶか、自分で金額を入力することもできます。
注意:クレジットカードの利用明細をチェックしよう
アメリカでは、現金よりもカードの方が安全だとされています。
多くのクレジットカード会社は、万が一カードを落としたり、不正に使われた場合は、その時の請求は払わなくて良いということになっていますから。
でもお使いのカードによってはポリシーが違うこともあるだろうし、ちゃんとご自分で確認してくださいね。
それと、不正に使われることって滅多にないですが、やはり悪いことをする人はいるので、
カード明細を細かくチェックすることをお勧めします。
失くしたり、不正使用が見つかったら、すぐにカード会社に連絡するのも忘れずにね!
英語・失敗談:Leaveは「そのままにしておく」、Removeは「抜く」だよ
ここからは、私のおバカな失敗談です。
Leave card inserted(和訳:カードを抜かないでください)と書いてある時に、カードを抜いてしまう時がたまにあります。
(店員さん、ごめんなさい)
「Leave」という単語が紛らわしくて…
「leave 場所」とは、「ある場所から去る」という意味。
The bus leaves Tokyo station at 1pm. (そのバスは東京駅から1時に出発します)
東京駅を去って、どこかへ向かうイメージです。
わたしの中でleaveとは、ある地点から違う場所へ矢印が向かっている感覚。
だから「leave」という単語を見ると、反射的にカードを抜きたくなっちゃうんです。
でも、「leave」とは「そのままにしておく」という意味もあります。
「Leave it alone」とは「そのままにしておいて」とか「ほっといて」という意味です。
(関西弁の「捨てておいて」という意味の「ほっといて」じゃなくて、「放置しておいて」の方ね)
だから、Leave card inserted とは、「カードをそのまま触らずに放置しておいて」という意味なんです。
「カードを抜く」はleaveじゃなくてremoveが正解ですね。
今朝、久々にこの間違いをしてしまいました…
この記事が、アメリカ滞在を楽しむためのお役に立てたら嬉しいです☆
おわり~っ!