こんにちは!
アメリカへ手紙を出す場合、住所を書く順番や、宛先や差出人の住所を書く場所が、日本とは違います。
日本の感覚で書くと、手紙が相手に届かずに、自分の元へ戻ってきてしまいます。
正しい書き方をお伝えした後、
わたしが間違った書き方をしたせいで、手紙が戻ってきたり、紛失したケースをご紹介します。
※この記事は、横書きの封筒で送った場合についてです。
アメリカ住所への宛先の書き方
住所を書く順番は、小さな住所から大きな住所へ

アメリカ住所を書く順番は、個人の名前→最初に小さな地域 → 中くらいの地域 → 大きな住所です。
- 具体的な書き方です。
- 個人の名前
- 番地(数字)
- ストリートやアヴェニューの名前
- アパート番号やスイート番号
- 市,
- 州(2文字で略式)
- Zip code(郵便番号)
- アメリカ国外からの時は、国名を書く
- アメリカ国外からの時は、AIR MAILと書く
書き方をもっと詳しく見ていきます。
個人の名前の前に敬称(Mr./Ms./Mrs./Miss.)をつけよう
住所を書く時に、個人の名前の前には、敬称をつけます。
どの敬称をつけるかは、相手の性別や立場によって変わります。
- Mr. 男性の名前の前に。 男の子にもOK
- Ms. 女性全般の名前の前に。女の子にもOK
- Mrs. 既婚女性の名前の前に
- Miss.未婚女性の名前の前に
例
- Mr. Taro Suzuki
- Ms. Hanako Ito
女性には、既婚・未婚関係なく使える、Ms.が使われることが多いです。
アパートメント番号やスイート番号の書き方
アパートやマンションなど、集合住宅の場合は、部屋番号の前に、「Apt.#」や「Suite#」を書きます。
#とは、「数字」とか「番号」という意味です。
Apt.は、アパートメントの略です。
例
- 「Apt.#5A」は、「5A号室」という意味です。
- 「Suite#3A」は、「3A号室」という意味です。
住所を書く場所:差出人の住所を左上に、宛先の住所を真ん中に書こう
アメリカの住所に手紙を送る時には、左上に自分の住所を小さめに書き、真ん中に送り先の住所を書きます。
これは、日本から送る場合も、アメリカ国内から送る場合も同じですが、
日本から等、アメリカ国外から送る時には、宛先と差出人の住所の下に、それぞれの国名を書き、
宛先の下にAIR MAILと書き、二重線をひきます。
失敗例1:手紙が戻ってきちゃう書き方

アメリカ国内の友達に手紙を出そうとした時に、実際にわたしがやった失敗例です。
真ん中に宛先を書き、右下に自分の住所を小さく書きました。
郵便局員が間違えないように、ちゃんと「To」と「From」を書いて、どちらが宛先で、どちらが差出人かを明記したつもりでした。
しかし、手紙を投函して数日後、相手には届かず、自分の郵便受けに戻ってきてしまいました。
FromとToを書こうが、差出人の住所を小さく書いて、宛先を大きく書こうが、そんなことは意味がありません。
場所です。場所が大事なのです!!!
ポストに自分が書いた手紙を見つけた時には、郵便局員のこんな顔が思い浮かびました。

<アメリカの郵便局員たん>
『は?ToとかFromとか関係ないし。ウチラのルールに従いなっ』
いやー、意地悪されたわけじゃないとは思うんだけどね…
毎日、何百通も処理しなきゃいけない中、そこまで見てる暇なんてないよね。
はい、ごめんなさい。間違った書き方をした私が悪かったです。
失敗例2:日本人がよくやる!裏面に差出人の住所を書く

日本人がよくやるのですが、差出人の住所を裏面に書くという方法があります。
この書き方で間違っていないという人もいるのですが、わたしはお勧めしません。
理由は、アメリカの郵便局員の中には、裏面を見ない人がいるので、運が悪いと手紙が紛失します。
もし宛先に手紙が届かなかった場合、普通なら差出人の住所に戻ってくるはずですが、
アメリカの職員って、基本めんどくさがり屋なので、裏面を見ずに、「差出人不明」として扱われることも。
信じられないでしょ?そんな事が起こるんです、アメリカでは。
お客様の大事な書類だろうとなんだろうと、関係ありません。
私のグリーンカードも失くされましたしね 怒
わたし自身、「相手に手紙が届かない。自分の住所にも戻ってこない」という時があって、
よくよく考えてみたら、自分の住所を裏に書いていた!なんて経験があります。
日本とは違って、アメリカのサービスは、完璧とは程遠いです。
ただでさえ郵便物がちょくちょく無くなるので、「わかりやすく」「ルールに従って」書くことが大事です。
適当に書いたら、ダメってことですね。
日本郵便のホームページも参考になるよ
正しいエアメールの書き方は、日本郵便のホームページも参考になるので、載せておきます。
日本郵便の公式ホームページ↓
https://www.post.japanpost.jp/int/ems/greeting/howto/address.html
参考になれば嬉しいです。
おしまーい!