アメリカで生まれ育った人のように、英語を喋れるようになるのは、誰もが一度は抱く夢。
前回の、「英語発音が21倍うまくなる練習法の【論理】」では、日本人が苦手な「子音」のみの音が出せるようになれば、英語の発音は子音の数=21倍うまくなるという話をしました。
2回目の今回は具体的な【練習方法】です。簡単だと侮る事なかれ。これが大きな差になるのです。さっそく子音のみ発音できるよう練習してみましょう!
目次
子音のみ発音を、練習してみよう
アルファベット発音ビデオの紹介
ビデオ1
このビデオは速いけど、日本人にとって難しいBFVの違い、H、LRの違い、M、Nの解説があります。
これを見て、アルファベットそのものの音の練習をしましょう。
(引用:Gambappe「アルファベットの発音」より)
コツ: 学校で習った音は、いったん忘れてください。自分の耳を信じて、聞こえた通りに、彼のすぐ後に同じように発音しましょう。
テンポよく、左の口の図を意識しながら。出来なくても、よく聞こえなくても、気にしないでとにかく何度も練習するのがコツです。
何度か同じ動画でトライして、嫌になったらすぐに他の動画を試してみましょう。
ビデオ2
ABCの歌で、アルファベットの発音を練習しましょう
引用:Cocomelon - Nursery Rhymes 「ABC Song with Cute Ending」よ
コツ: 1つのビデオだけでなく、複数のビデオを試してみましょう。自分にとって聞き取りやすいものと、聞き取りにくいものがでてくるかもしれません。
フォニックスを練習しよう。
フォニックスとは、アルファベットを実際の会話でどう発音するかを教えるものです。
「A」は習う時は「エィ」と読みますが、実際話す時は「ア」とか「オ」に近い音になります。
例えば、リンゴ「Apple」って、実際に言うときには、「エィプル」とは言わずに、「アップル」と言うとか
「C」は、習う時「スィー」って読むけど、実際話す時は、「ッカッ」とか「ックッ」とか「キャッ」って発音をします。フォニックスとは、この「ッキャッ」みたいな音のことです。
猫という意味の「cat」は、アルファベットを習った時の「スィー」なんて音は、全く使われなくて、フォニックスの「キャ」の音が使われてますよね。
フォニックスビデオの注意点
フォニックスを練習する上で、1つ注意しないといけない事があります。
フォニックスビデオは、全ての正解が載っている教科書としてではなく、発音に対するセンスを磨く道具として使って欲しいということです。
フォニックスとは、音の感覚を養うための練習法。なので、実際に使われている言葉は、ビデオで言っている音のみではないです。
例えば、「C」の場合、ビデオでは「カ」って言ってるけど、schoolの時は、「ク」って音になるなどです。
フォニックスビデオの紹介
ビデオ3
フォニックスを練習するのにお勧めの動画。私が大好きな、Dave and Avaから↓
引用: The Phonics Song | ABC Song Collection | YouTube Nursery Rhymes from Dave and Ava
ビデオ4
もう一個フォニックスビデオです。ほい
引用: Phonics song | abc song | 3d nursery rhymes | baby videos | abc songs for children | phonics kids tv
コツ: 難しく考えず、とにかく聞こえた通りに、何度も一緒に歌ってみましょう。誰も聞いちゃあいないです。恥ずかしさは捨てるんだ!
注意:Youtubeは誰でも投稿できるので、用途別に使い分けよう
Youtubeの良い所は、プロじゃなくても、訛りがある人でも投稿できる事です。
いろんな国の訛りのある人達の英語に慣れるのは、実際に国際社会で生きる時に役立つでしょう。
悪い所は、テストで良い点数を取るために英語を勉強するのであれば、訛りが無いスタンダードな英語に慣れた方がよいかもしれません。
用途別にうまく使い分けましょう。
発音練習のコツ
出来る出来ないを考えずに、とにかく自分の耳を信じて、楽しくやってみましょう。
練習をしていくうちに、英語の時の方が、口の中の空間をたくさん使ったり、舌をよく動かす事に気がつけば、Way to go! よく気が付きました!
気が付かなかったよ、って人は、口の中がどんな動きをするかを紹介しているサイトやビデオなんかもあるので、いろんなビデオを見て練習して見ましょう!
あとは、日常生活で母音から子音を切り離すという概念を忘れないようにして生活する良いです。意識するだけでいつのまにか出来るようになってるから不思議です。日常的に、フォニックスを呟いても効果的です。

練習を応用して、単語を言ってみよう(実践だ!)
音、一つ一つは練習した方は、次は実際に使われている言葉に応用してみましょう。
学校という意味の、school。この言葉は、「sch」と、子音が3つ繋がっています。
日本人は、schoolを「ス(SU) ク(KU) ー(U)ル(RU)」と発音しがちです。
だけど英語のネイティブスピーカーにとっては、あくまでも、「s」「c」「h」「o」「o」「l」。
最初の文字のSは、ス(SU)ではなく、(S)でしかないです。
コツは、一つ一つの音を、日本の言葉のように、「母音+子音」と捉えないで、あくまで「子音」を切り離す意識をすることです。
フォニックスで習ったように、
「S」は歯と歯の間から抜ける音。
「C」は「ックッ」って音。
「H」は、抜ける音「フ」とか「ウ」
「O」は「ウー」とか「オー」
「L」は「ラ系」や「ウ」みたいな音。
↑フォニックスを繋げると、本物の英語っぽくなります。
s c h o o l
言えたかな?
最初は難しくても、練習あるのみ!

この記事に発音記号を書かない理由
発音記号はあえて使わずに記事を書いています。自分の耳で聞こえたとおりに発音できるようになることが大切だと思うからです。
頭でグチャグチャ考えすぎて、いざ外国人を前にした途端、緊張で喋れなくなるという、日本人に多い問題を回避したい為でもあります。
英語ってやらなきゃいけない勉強が山程あるので、スピードが命です。
単語一つ一つの発音記号をいちいち調べて、この音は、口の中の空間を十分とって、唇をすぼめて、息の出し方をこうしてああして、ってやってると、数をこなせない。
それよりも、聞いた音を即座にリピートできる能力を磨いたほうがよっぽど良い、と私は思います。
