私が海外生活をするうえで日々のストレスになっていたのは、日本のようなお風呂に入れないことでした。
アメリカの家にも浴槽はあるのですが、シャワーでパパっと済ます文化なので、日本のような快適な浴槽はあきらめていました。
例えばウチの浴槽の問題点は…
- 浴槽が浅すぎる
- 追い焚きが出来ないから、お湯がすぐ冷める
- 洗い場がないから、体や髪を洗ったあとはお湯に浸かれない
(洗った後の汚いお湯が、浴槽に溜まってしまう) - お湯にバクテリアやカビが混ざっている可能性がある
(浴槽に浸かった後、ガンジダ症にかかる)
これらの問題を解決するには、大々的なリノベーションが必要だと思っていました。
今回は、同じ悩みを持っている海外在住者の方のために、我が家の解決法をシェアしていきたいと思います。
アメリカの浴槽が浅すぎる問題の解決法

深めの浴槽に浸かりたい時の解決策 :ポータブル浴槽を使おう
アメリカ人ってそもそもお湯に浸かる人が少ないので、湯船は「シャワーの受け皿」程度の代物ですよね。
そのため、浴槽が浅い…浅すぎる!!!
最近は日本でも「足を伸ばして入れる横長タイプの浴槽」をよく見ますが、
私の好みは「深さがある浴槽」なんです。
そんな方にお勧めなのが、「ポータブル浴槽」を湯船の中で使うことです。
ポータブル浴槽って何?
ポータブル浴槽とは、折り畳みが出来て、移動することができるお風呂のことです。
どんなポータブル浴槽を買ったらいい?買う前チェックリスト☆
我が家と同じ方法で解決したい場合、ポータブル浴槽を買う前に以下のことをチェックしてみてください。
- 購入前に自宅の浴槽のサイズを測ろう
- 硬いプラスチックよりもビニールタイプが◎
- BPAフリーかどうかを確認
- フタはいらない
①ウチのように、元の浴槽内にポータブル浴槽を入れて使いたい方は、お家の浴槽のサイズを測ってから購入してくださいね。
せっかく買ったポータブル浴槽が大きすぎて入らない!なんてことになると悲しいので。
でもここで問題が。
我が家は浴槽が小さいため、さらに小さいポータブル浴槽を見つけることができませんでした。
そんな時でも大丈夫。
解決法、あります!
②形が変えられるビニールタイプの浴槽がオススメです。

硬いプラスチックのポータブル浴槽が、もとの浴槽より大きい場合は、入りません。
しかしビニールタイプの浴槽だと、少しくらいなら形を変えることが出来るので、形は歪みますが、入る可能性があります。
(ポータブル浴槽を支える「芯」の部分が折れない程度に、ですが)
③BPAとは、プラスチックに使用されている、人体に悪影響が出るかもしれない物質のことです。
気になる方は、BPAフリーの商品を選んでみると良いかもしれません。
④蓋付きのポータブル浴槽を買ったのですが、ぶっちゃけフタはいらなかったです。
柔らかいビニール素材なのでシワシワ・グチャグチャになっちゃって、お湯をはった浴槽の上に置いても うまく閉まらないし、
ウチの浴槽は換気が悪いので、水分をたくさん含んだ大きなビニールを掛けておくと、湿気が増えて衛生的じゃないんですよね。
お風呂をいれても家族がすぐに入らないから、少しでもお湯が冷めるのをふせぎたいとか、
換気に問題がないお宅なら、蓋付きでも問題ないと思います。
私が買ったポータブル浴槽を紹介
アメリカに住んでるならコレ↓
(両方とも商品の質問の箇所にBPAフリーって書いてあるしね)
日本で買うならこんなんどう?↓
追い焚きができない問題の解決法
アメリカのお風呂は基本、追い焚き機能がついてません。
一度お湯が冷めても温め直せないんですよね。
そこで、2通りの解決法を紹介します。
我が家の解決法:二人目は熱いお湯を足す
我が家では、お風呂に浸かる人が私と息子の2人しかいないので、
私が先に熱めのお湯に入り、出た後で
冷めた分だけ熱いお湯を足して、すぐに息子が入るようにしています。
当然、先に入る私は少なめの湯量なのですが、(お湯を7割までしか入れない)
先程紹介した我が家で使っているポータブル浴槽は深めなので、自分的には満足です。
(筆者は身長158cmの女性)
失敗例:投込げみヒーター(電気給湯機Immersion Water Heater)は安全面が心配
とは言っても、お湯を足す方法は、人数が多いご家庭には不向きな方法だと思います。
そのため他の方法として、買ったけど使わなかった商品「 湯沸かし・投げ込みヒーター(Immersion Water Heater) 」についても書いていきます。
私が使用をやめた理由は、商品の注意書きに、このような記述を見つけたからです
- 本品をご使用の際は、コンセントを抜いてから、水/お湯を触ってください
- 本体(棒部分)を完全に水の中に入れてください
- 水を貯める容器の素材に限りがあるので、使用前に確認してください。
①は、電気が通ってる時にお湯に触れると、感電の恐れがあるってことかな…?!怖い!!
②は、空焚きになっちゃうってことかな?!
③は、プラスチックのバケツは良いけど、ブリキのバケツはダメとか。(商品によって変わってくるので、各々で確認してくださいね☆)…怖い!
ウチには小さい子がいるし、私自身もあまりそこら辺の知識がないので、触らぬ神に祟りなしってことで、使わなくなりました。
こんな感じの湯沸かしヒーターを買いました
アメリカに住んでる方には我が家で買った物を紹介↓
日本に住んでる方にはこんなんどう?↓
体や髪を洗った後の汚い水が湯船に入ってお湯を汚す問題の解決法

「洗い場」が無いのが問題だ!
湯船があって、その横に洗い場があって…というお風呂は、日本では当たり前ですよね。
ところが、アメリカにはそもそも「洗い場」がありません。
よくても、シャワー室がお風呂場とは違う場所に設置されてるくらい。
最初の方で、「アメリカの浴槽はシャワーの受け皿」と書きましたが、
洗い場ない=シャワーで流した髪や体を洗ったあとの汚い水が、浴槽に入ってしまいます。
ポータブル浴槽を使うことによって、念願の「洗い場」ができた☆

しかし、このような問題は、ポータブル浴槽を使うことによって解決しました☆
↑の写真を見てください。
「洗い場」できてますよねw
そのため、
- まずはポータブル浴槽のお湯に浸かって温まり
- 洗い場で髪と体を洗って、石鹸をシャワーで流し
- またキレイなお湯に浸かって
- 出る
という、夢のような(日本では当たり前だけど)入浴スタイルが出来るようになりました~!!!
けど嬉しいのさ♡
水道管が古い!水道水のバクテリアやカビ問題&有害物質の除去方法
お恥ずかしい話ですが、私、以前はアメリカの自宅の浴槽に浸かると、ほぼ毎回「ガンジダ症」を発症していました。
多いときには、月に3回発症した時も!!
漢方の先生に相談したところ、水道水に含まれている「カビ」のせいかも。と教えて頂きました。
アメリカは地震がほとんど無いため、100年以上前に建てられた建物に住んでいる…なんてことはよくあります。
建物が古いということは、使われている水道管も古いということで。
でも壁に埋まっている水道管なんて、個人ではどうしようもありません。
リノベーションしたところで、ウチの範囲を超えた水道管までは変えられないので、バクテリアやカビも除去できるフィルターを探しました。
Sonakiシャワーフィルターはカビまで除去できるスグレモノ♡

カビまで除去できて、個人宅にも工事なしで簡単に設置できる商品で、唯一見つけられた物がSonaki Filterでした。
「カビ」を除去できる商品って本当にレア!
Sonakiの商品であっても、カビまで取り除ける物は多くないようです。
この商品は、Sonakiさんに「本当にカビを除去できるん??!」と連絡して確認したので、期待大!!!
心配性なので…
このフィルターをシャワーに取り付け、シャワーから出たお湯を浴槽に溜めております。
(水道に直接つけるタイプでカビまで除去できるフィルターは見つけれらませんでした)
このフィルターを使い始めて5ヶ月たちますが、その後、一度もガンジダ症にかかっていません。
(週5日ほどはお湯に浸かっています)
カビまで除去できるSonakiシャワーフィルターはコレ!
Sonaki社にメールで聞いた結果、カビまで除去できる商品は、以下の物だとのことです。
- SONAKI VITAPURE 200 5 STAGE INLINE PUREMAX SHOWER FILTER
- DUAL SEDIMAX PUREMAX COMBO INLINE SHOWER FILTER
Sonaki Filterのデメリット
そんなSonakiシャワーフィルターですが、デメリットもあります。
- シャワーの最初の5秒ほど、茶色い水が出る
使い続けていたら、フィルター自体が茶色くなってきて、使うたびに、最初の5秒ほど茶色い水が出てくるようになりました。
こうなったら、買い替え時期です。 - シャワーの温度を変えるのに時間がかかる
これね~何気にストレスです。シャワーが寒くても、お湯になるまで長い時で1分近く暖かくならない事もあるので… - シャワーの水圧が落ちた
フィルターを付けたのと同じ日にシャワーヘッドを取り替えたので、フィルターのせいではないかもしれません(シャワーヘッドはSonakiとは別の会社の物です)
まとめ 海外でも日本風の入浴ライフを諦めないで~
100万、200万円相当だしてリノベーションなんてしなくても、日本風のお風呂場に近い物を再現できました☆
入浴剤やエプソムソルトを入れて、日本の温泉気分を味わっております。
お試しあれ~☆