世界中の動物は、同じなき方をします。
日本のネコも、アメリカのネコも、同じようになきます。
(ネコ同士は、「微妙に違うわ!」って主張があるかもしれないけど)
でも、国が違うと、動物のなき声の表し方が違うんです!
ハロウィンに動物の仮装をする方は、海外のなき方をマネしたら、
めっちゃクールなんじゃん?!
(記事の最後に、動物のなき声を英語でどう言うかの動画があるよ)

馬は「ネーィ」(Neigh)
「ネー」って、呼びかけてるわけじゃないです。
馬のなき声を、アメリカ人は「ネーィ」っていいます。
どこにも「ネ」の要素が無いと思うんだけど…?!
日本では「ヒヒーン」ですね。
日本のほうが近い感じがするなぁ。
まぁ自分としては、「ウーヘヘヘヘヘヘ」って聞こえるけど。
なんか、変態っぽくなっちゃった。ウヘヘ
カエルは「ラビット」(ribbit)や、「クローク」(croak)
ラビットといっても、ウサギじゃないです。
カエルのなき声は、日本では「ケロケロ」だけど、
アメリカでは「ラベット」「リビット」「ラバット」とか、最後のTを発音しないで「レベッレベッ」みたいな音。
(英語では、最後のTを発音しないことがあるという記事はこちら)
あとは、「クローク」とか「クロック」。
こちらは「ケロケロ」に似てますね。
「ラビット」にしても、「クローク」にしても、日本の「ケロケロ」よりも、ホンモノに近い音だと思います。
ウサギは「サンプ」(thump)
ウサギって、鳴かないよね。
「Thump」ってのは、ウサギがピョンピョンはねた時の着地音です。
「サンプ」とか、最後のPは発音せずに「サンッ」って感じ。
小鳥はトゥイート(tweet)
SNSのツイッター(twitter)も、ここから来ています。
だから、ツイッターのアイコンは小鳥なんですね。
日本では「ピピピ」とか「チュンチュン」で、アメリカでは「トゥイット」。
日本語も英語も、小鳥のなき声をよく表していると思います。
ネズミは「スクィーク」(squeak)
字だけ見ると、日本の「チューチュー」とはぜんぜん違うけど、
これは両方とも、言いたいことがわかる。
両者、ひきわけ!
ロバは「ヒーハー」「ヒーホー」(hee-haw)
ブラックマヨネーズの小杉さんのギャグで、「ヒーハー」って叫ぶのあったけど、
ロバくんよ、君はブラマヨか?
ライオンは「ロアー」(roah)
文字だけで見ると、日本語の「ガオー」の方が、怖い感じがしますよね。
「ガ」とか「ダ」など、濁点の音って、堅い感じがするから。
日本人からすると、
「ロアー」って、「プププ…なにそれ可愛い♡」
って感じるかもしれないけど、
英語の「R」って、日本語の「らりるれろ」よりも、硬い音なんです。舌に力を入れる音。
だから、アメリカ人にしてみれば、Rを使った「ロアー」は、日本人の濁点を使った「ガオー」のようなイメージ。
ケイティ・ペリーが「roar」という曲で、「ロアーーーー!!」って叫んでたけど、
あそこは、アメリカ人にとって、強い女性という印象を持つシーンです。
さぁ、叫んでみよう!
Roarrrrr!!!
(Rの発音の仕方については、こちらの記事を参考にどうぞ)
ブタ「オインク」(oink)
ブタは、「オインク」です。
ブタって、「オインク」なんて、そんな平和な音か?
もっと割れた音というか、がなり立てるような音だと思うけど。
これは絶対に、日本の「ブーブー」のが近いな。
ニワトリは「コッカデゥーデゥルデゥー」(cock-a-doodle-doo)
ニワトリ(雄鶏)は、日本では「コケコッコー」だけど、アメリカでは「コッカ、デゥーデゥル、デゥー」です。
「コケコッコー」で、本物のニワトリの音に近づけるのって、すごく難しいと思う。
それに対して、「cock-a-doodle-doo」って、音真似が苦手なアメリカ人でも、なんとなく本物のニワトリっぽいサウンドになる。
これは、日本語の音の限界を感じる良い例です。
英語の「音」は、動詞としても使えるぞ
これらの英語の音って、動詞としても使うことができます。
たとえば、ライオンは「ロアー」となくけど、
The lion roahed to me
「そのライオンが私に向かって吠えた」というように。
アメリカ人の動物のなき声は、この動画を見ればわかるぞ
Super Simple SongsのThe Animals On The Farm
これ、めっちゃくちゃ好きな動画!
いつの日か、家族で動物のコスチューム着て、この動画の真似して、ファミリー・バンドやりたいという夢があります。
Kids TV 123のThe Animal Sounds Song
この歌の、一番最後のクジラ(Whale)のなき方で「デュビデュビデュー」ってのあるけど
これ、ギャグです。
クジラは水中で歌のような音を出すことを、おもしろおかしく言ってるんです。
「ドゥビドゥバ」歌うのは、人間ですね。
ギャグを説明するほど、野暮なことってないんですが、
英語文化を知らない人が勘違いして、周りの人に言っちゃうといけないじゃんねぇ。
コツ: 1つの音に対して、たくさんカタカナで表したけど、「だいたいこんなもん」
カタカナで英語の発音を表すのは、とっても難しいので
いろんな表現で音を書きました。
だから、1つの単語に対して、いっぱい違う書き方してる時は、
「なんかこんな音を言いたいんだろうな~」
くらいに、軽く読んでみてください。
まとめ: 個人的には、英語の動物のなきマネのほうが、本物の動物の音に近いと思う
わたし個人は、英語の動物のマネのほうが、本物に近いように聞こえます。
日本語の音って、「自然の音」を表すのが苦手なのかな?
「英語のほうが、作り出す音が幅広い」と常々思っております。
たとえば、日本語は、だいたいどの音でも、口の中の空間の広さや口の動かし方ってあまり変わらない。
腹話術のように、口をあまり動かさないで喋っても、伝わっちゃう。
でも英語は、一つ一つの音によって、喉を使ったり、口の中の空間を大きくとったり、唇を尖らせたり。
だから、日本語だけで育った人にとって、英語の発音って難しいんです。
今まで聞いたことがない音を聞き分けろって、それ無理ゲーでしょって思うかもしれないけど、練習すると、けっこう聞き取れるようになるし、言えるようにもなる。
(今まで出したことがない、英語独特の音を出す練習方法は、こちらの記事で詳しく書いたよ!)
音じゃなくて、「自然を表す表現」は、日本語はめっちゃ得意なんですけどね。
今日はおしまいっ