文化の違い・びっくり体験談

ニューヨーク初雪❅バスがスリップ、木が転倒、それでも歌うバス運転手

グラフィーと初雪が降ったニューヨーク

ガタガタ❅ブルブル❆

寒いのが苦手なイェイです。

ニューヨークは、11月15日に、初雪が降りました。

息子を幼稚園に迎えに行く道で、いろんなことが起こって

とてもニューヨークらしかったので、報告します❅

PC

いつもならバスで20分以内に着くのに、1時間かかった

エンパイアホテルの前の道に雪が積もっている写真

(ゴシップガールにも出てきたエンパイアホテルと雪↑)

雪が降り始めて約2時間後の午後4:40分に、息子を迎えに行くために家を出ました。

いつもは5:25に家を出ています。

なぜこんなに早く家を出たかというと、雪の影響でバスが遅れるし、渋滞で進まないと思ったからです。

予想は大正解。通常なら20分で着く距離なのに、1時間かかりました。

バス1台目がスリップして動けない

まずバス停にバスが停まっていました。

ラッキーと思い乗ろうとしたら、中から全ての乗客が出てきてしまいました。

 

はっはーん、このバスは壊れたな。と思って運転手に聞いてみると、

タイヤがスリップして、もう動けないとのこと。

次のバスを待つことにしました。

 

他の乗客はみんな、次々タクシーを拾って行ってしまいましたが、タクシーを使ったところで、どうせ渋滞で前に進めないのは同じだし、

車がスリップした場合、小さなタクシーよりも大きなバスの方が安全だと思い、バスを待ちました。

木が男の子の上に落ちてきた!!!

マンハッタンの初雪の日、男の子の上に落ちてきた枝

(男の子の上に落ちてきた枝↑)

待っている最中、バス停のすぐ横に立っていた木が、突然ミシミシと鳴ったかと思ったら、

木の1/3ほどもある枝が、雪の重さに耐えきれずに「バキバキバキバキーッ」と落ちてきました!

 

その下を10代の男の子が歩いていたのに!!!

 

その子は粉雪がモウモウと舞う中、「オーマイガー!」と言いながら、枝の間から出てきました。

周りの人達が心配して声をかけたけど、恥ずかしそうに逃げていってしまいました。

平気そうに見えたけど、彼が怪我をしていないことを祈るばかり。。。

ニューヨークで道路沿いの全ての植木の枝が折れている写真

(この道は、全部の木の枝が折れてしまいました)

次のバスを待っていたバス運転手と私は、

「バス停の上に落ちてこなくてよかったね。ガラスが全部割れて、上から降ってきたかもしれない」

と会話をしました。

歩行者と同じ速度で進むバス

普段なら10分で来るところ、40分以上待って、次のバスに乗りましたが、道が渋滞していて全く前に進みません。

歩いても変わらないくらいの速度でバスは運行しましたが、それを想定して早めに家を出たので、まだ時間は充分ありました。

 

バスの中から、枝が割れて落ちるだけじゃなく、幹から転倒している木も見ました。

バス2台目がスリップして動けないのを発見

やっと目的地に着き、バスを降りて歩いていると、他のバスがスリップして動けないのを発見しました。

後ろに何台も車が続いていたけど、道の中央でスリップしちゃってる…

前を歩いていたニューヨーカーが、「なんでタイヤにチェーンを付けなかったんだ」と言い、首を横に降っていました。

何十分もバスを待っていた小学生を無視して走り去るバス

幼稚園の前にあるバス停で、バスを何十分も待っていたであろう小学生達が、叫んでいるのを見ました。

彼らが乗りたかったバスが、バス停で停まらずにそのまま走っていってしまったのです!

 

MTAバスってたまに、こういうことをするんですよね。

もう乗客が乗りすぎて定員オーバーで、バス停で降りる人がいない時には、

バス停でバスを待っている人達がいても、停まらずに走っていっちゃう。

私も何度かやられました。

 

待っていた人達が「オーマイガー!!」「ストーーーップ!!!!」と叫んでいるのが、とてもニューヨークらしかったです。

 

やっと幼稚園に着きました。

もうすぐ学校が閉まる時間だというのに、親が到着していないため、帰れずにいる子どもたちが何人もいました。

今夜は先生たち、定時に帰れないかもしれない。。。

 

幼稚園を出て、帰り道はタクシーを捕まえようと、小学生が待っていたバス停の前を通ったのですが、

あの子たち、まだバスを待っていた!!

私が通ってから、かれこれ20分位たっていたのに。

 

すぐにバスが来るといいね。無事にバスの乗れたかな?

 

ニューヨークって、1時間のうちに、いろんなことが起きますね。

次の日、昨日の運転手が歌いながらアシスタントしてた

次の日の朝、息子を幼稚園へ送っていくためにバスに乗ると、そこには昨日一緒にバスを待った運転手さんが!

彼は、他の運転手のアシスタントとして「歌いながらバス停の雪を蹴散らす係」に起用されていました。

ニューヨークで、バリトンで歌いながら雪を蹴散らすMTAバスのアシスタント

そんな役は、本来無いはず。彼はいったい何者で、なぜあんな事をしていたんだろう?

 

最初私は、彼が昨日の人だということに気が付かなかったのですが、「雪、昨日よりはマシだろ~♪」と声をかけてもらって、気が付きました。

そのおっちゃん(昨日の運転手)は、

「次の停留所は~♪サーティーセカ~ンドッ♪(裏声)」とか「オレは雪の中、おばぁちゃんを助けてるだろ~♪偉いよな~!ハッハッハー」などとバリトンで歌いながら、運転手と乗客を助けていました。

 

おっちゃん元気!ゴキゲンだね☆

雪が毎年積もるのに、そのたびにアタフタするニューヨーカーたち

ニューヨークの初雪の写真

それにしても、雪が降るというのは何日も前から予報で言ってたのに、なんでタイヤにチェーンを巻かないんだろう。

旦那いわく、市がチェーンを巻けと言わない限り、バスはそれができないそう。本当かいな?危ないじゃん。

 

ニューヨークは毎年、何度も雪が降るのに、雪が降るたびに混乱します。

それでも楽しく歌ったり、バスに叫んだり、めげずに元気なニューヨーカー達でした。