
地下鉄でのパフォーマンスは、NYの有名風景の1つです。
そこには、素人レベルからプロ顔負けレベルのパフォーマーまでいて、乗客を楽しませてくれます。
今回は、実際にニューヨークにいたパフォーマーについてです。
こんな人、東京の駅に居たらすごく怒られるよねって感じの人でした。
ある日、地下鉄に乗っていたら、1人の乗客が、ドアの前に椅子を置いて、パーカッションを叩きはじめました。
「パフォーマンスはドアから少し離れた場所でやるのが通常だけど、この人はすごい場所でやるな。まぁ、駅に着いたら止めるだろう」と思っていたのに…
なんと、電車が駅について、ドアが開いても、そこをどかなかったのです!!
乗客は、ドアの前を陣取っている彼を避けて、迷惑そうにしながらも、なんとか乗り降りしました。
当の本人は、そんな事は全く気にしないどころか、「俺のパフォーマンスが止まっちまったぜぃ。じゃあ次の曲いっくぜーぃ♪」と、楽しそう。
全然、悪びれてなーい😅
だけど、文句を言う人は1人もいませんでした。
そう、今回の例に限らず、NYでは、他人のマナーに対して文句を言うことが、日本に比べて圧倒的に少ないです。それは、多種多様な文化の人達が混ざり合う社会で生きるコツなのかもしれません。
日本だったら、絶対に誰かが怒って注意してましたよね。
でも、そのおかげで日本はマナーが良くて、安全な国を守れているのでしょう。同時に、異端な物を受け入れにくくなってしまってもいるのだけれど。
どちらが正しいかは、多分誰にもわかりません。もっと国際化が進んだ時には、個人の好みで国を選ぶようになったりして…?!
多くの日本人が「アメリカ人は言いたいことをハッキリ言う」と思い込んでいますが、本当は全然違うんだよな~と思った経験が、他にもたくさんあるので、今後それについても書いていきたいと思います。