ハロウィン自体が、日本人にとっては新しいので
まだ知らない人が多いのですが、
国際人は絶対に知っておくべきコスチュームのルールがあります。
外国人も参加するイベント主催者や、海外で子育てしている方は、必読です
ハロウィンのコスチュームには、ルールがあるぞ。

あまり厳しいことを言うと、楽しくなくなっちゃうのですが
ハロウィンという国際的なお祭りに参加する上で、
「知らなかったばかりに、大きな問題になってしまった」
という事態をさけるために、今回はちょっと真面目な記事を書きます。
着るべきでないコスチュームとは?
以下のコスチュームは、アメリカでも売っています。
でも、学校やその他団体によっては、これらのコスチュームは禁止です。
1.特定の人種、民族、宗教、国籍、身体障害者、性別、または個人を表したもの
どういった物がダメかという例
- 人種: 白人、黒人、アジア人などの真似をする
- 民族: 民族衣装のコスチューム
- 宗教: ユダヤ教徒などのコスチューム
- 身体障害者: 面白おかしく体の一部を隠すコスチューム
- 性別: ゲイ・バーのママのコスプレ
- 個人を表したもの: 大統領のコスプレや、自分のクラスの先生や生徒のコスプレ
これはほんの一例です。
ユダヤ教がダメで、ヒンズー教なら良いとか、そういうことではなく、両方ダメです。
性別に関しては、「男の子が女の子のコスチューム、またはその逆もダメ」としっかり書かれている学校もあります。
なんでダメなの?海外では人種や差別について、とても厳しいから
世界の国々では、日本では想像もつかないくらい、
差別に対して厳しいです。
「差別をしない」ということは、
子どもが最初に教えてもらうことの1つでもあります。
特定の人種や民族の衣装を着るというのは、「彼らを差別している」というように受け取られることがあります。
着ている本人はそのつもりがなくて、むしろリスペクトを表すためであっても、
その民族の人達が、差別のために虐げられた経験があったり、悲しい歴史があったとしたら、
あなたが衣装を着ているのを見て「自分たちをバカにしている」と勘違いして、
悲しみや、怒りを感じるかも知れません。
アナタが「自分は、この民族をリスペクトしているから着ているんだ」と説明する前に
殴られるのはイヤですよね。
2.武器を真似たオモチャや飾りがあるもの

銃や剣、ライトセーバーなど、武器を真似たオモチャや飾りがあるものは、危険です。
本物と間違えられてしまう可能性があります。
それらの武器を見て、怖い思いをする子どもがいたら、かわいそうですよね。
ガードマンに打たれる前に、武器のオモチャは取り外しましょう。
3.ギャングやピエロなど、他の人達が怖がるコスチューム
ギャング
ギャングって、治安が悪い地域ではシャレにならないです。
子どもも、彼らがどれだけ怖いか、ちゃんと知ってます。
その土地で勢力が強いギャングの服装を知っておくことは、
安全のために必要です。
ピエロ
何年か前に、ピエロの仮装をして、人々に悪質なイタズラをする事件が世界各地で多発しました。
それをみんな覚えています。
ピエロの仮装は、人々に恐怖を与えます。
以上に加え、学校ではこれらも禁止

アメリカの幼稚園や学校では、ハロウィン当日に、子どもが仮装して一日を過ごします。
以上に加え、多くの学校では、以下のコスチュームも禁止しています。
4.本人の顔が全くわからないもの
- 馬やゴリラなど、頭からすっぽりかぶるタイプの動物の顔のマスク
- 「スクリーム」というオバケのお面、
- フェイスペインティングも、顔の50%以上塗っていはいけないなど
本人の顔が全くわからないものを禁止する学校もあります。
学校の生徒でない人が、校内に入ってくるのを防止するためなどが理由です。
あと、顔を隠していると、いつもより悪い行動が出やすくなります。
路上のハロウィンでそれをかぶってる人って、結構こわくて、
私自身、近づかないようにしています。
5.体の動きを邪魔するもの/周りがよく見えないもの
硬いコスチュームや、サイズが合っていないものは、体の動きを邪魔するので、学校での活動に支障をきたします。
顔周りのデザインによっても、視野が狭まるものは学校で禁止されています。
6.品位を乱す服装: 下着が見えたり、出てはいけない部分が出るもの
セクシー狙っちゃいけません。
7.適切ではない表現が書かれているもの
差別用語や、体の出てはいけない部分の絵が描いてあるコスチュームなんかを着ていった日には、
お説教をくらって、「着替え直して来い」と言われるか、
「今日は学校に来ちゃダメ」と言われるでしょう。
自分の学校で禁止しているコスチュームを知る方法
それぞれの学校が、何を禁止しているかを知るには、
学校のホームページを見たり、
事前に紙のお便りや、Eメールで連絡がきます。
おわりに
これらのコスチュームは、どこでも売ってるし、
実際にハロウィン当日は、街で見ます。
- ご自身の身の安全を守るためと、
- 主催したイベントで良くない事がおこるのを防ぐため、
- 子どもがコスチュームのせいで学校から帰らされるという事態を避けるために、
お役に立てれば、嬉しいです。